ビジョントレーニングで「見る力」をつける

ぷらいまりステップ管理者の香村です。

私はぷらいまりステップを始めるにあたり、ずっと興味のあった「ビジョントレーニング」の勉強を始めました。

基礎研修はすでに終了し、9月末にはプロ養成研修も終了予定です。

なぜ、ビジョントレーニングを学びたかったのか…?

それは「視覚優位」のお子様がとても多いのに、活動の中でお子様の「見え方」に疑問を感じる機会が多かったからです。

「見えないこと」はストレスの原因となったり、認知面に影響します。 集中力も続かないし、すぐに疲れてしまうことにもつながります。

私自身は老眼が進んだことで身をもって体験しています(笑) 「じゃあ、子どもたちはどのように感じているのだろう?何かできることはないかな?」と考え、ビジョントレーニングを学ぶことにしました。

ビジョントレーニングでは一般的に言う「視力」とは違い、「見え方」、つまり、目でものの性質や状態を捉える力を高め、見たものを正しく認識したり、自分の身体をイメージ通りに動かす機能を向上させていきます。

「視力」がよくても「見え方」に困難があると、生活の様々な場面で支障をきたしてくることがあるのです。

例えば…

「見え方」に困難がある場合

・板書が苦手

・文字を読み飛ばしてしまう

・身体のコントロールが難しい

・球技が苦手

・物との距離感がつかみにくい

などなど…。

ビジョントレーニングで「見る力」を高めることにより、学習に取り組む際に必要な情報処理や眼球運動の調整などがうまくできるようになり、困りごとの解決につながることが期待されています。

ただ、実際に「見え方」をチェックするにはある程度の指示を理解できることが必要で、未就学のお子様には難しさがあります。

そのため、ぷらいまりステップでは発達や年齢に合わせて、活動の中で「見る力」を養うための遊びを随所に取り入れています。

以前にブログで書かせていただいた「アセスメント(見立て)」を行いながら、楽しく一人一人の「見る力」も育てていきたいと考えています。

今後の予定ですが、

就学に向けて、年長さんは3月の卒業までには「見え方チェック」を行えるように…と考えています。(内容的にすべては難しいかもしれませんが、一部分だけでもやりたい…)

ビジョントレーニングはお子様だけでなく、大人も取り組むことができます。

私がもっとしっかり勉強して、いつか親子でビジョントレーニング体験会などができるよう頑張ります!