園や保育所の個人懇談で先生に聞いてみてほしいこと

ぷらいまりステップ管理者の香村です。

この時期は、お子様が通っておられる幼稚園、保育所、こども園で個人懇談がある頃ですね。

個人懇談は、普段ゆっくりとお話しすることのできない担任の先生とお話をしたり、園でのお子様の様子を直接聞くことができる貴重なチャンスです。

すでに懇談が終わられた方は、先生とどんなお話しをされましたか?

個人懇談がまだの方は「話したいことや聞きたいことがたくさんある!」と思う方がいる一方で、「何を話したらいいのか、何を聞けばいいのかわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。

今日はそんな個人懇談において、私が大切だと思う個人懇談との向き合い方を2つお話ししたいと思います。

1つ目は「まずは聴く」ことです。

自分の思いを話す前に、まずは園の先生方がお子様の姿をどのようにとらえ、どのように関わってくださっているのかを「聴く」。

先生方のとらえかたを知ったうえで、自分の思いをお話することで相互理解が深まることに繋がりやすいため、「まずは聴く」という姿勢を強くお勧めします。

そして、もう一つ大切なことがあります。

先生方のとらえかたを知るうえで、その前提となる「園や保育所側の支援内容や目標を理解しておく」ことです。

皆さんは、園生活の中で園や保育所側がどのような支援計画や目標を立てているかご存じでしょうか?

園の先生方もいろいろと考え、お子様のために…と思って日々関わってくださっていることに間違いはありません。

きっとたくさん迷いながら試行錯誤しておられると思います。

園生活の中でお子様がどのような支援を受けているのか、先生方がお子様への関わりの中で何を大切にされているのか。今、園で目標をもって取り組まれていることは何なのか?

それを知るためにも、お子様の支援に関する計画書や「すまいるノート」などを作成していただいているのであれば、1学期の目標や1年を通しての園生活での支援の目標を聞いてみてください。

お子様の生活時間の中で、ぷらいまりステップをはじめ、療育に通う時間よりも圧倒的に園で過ごす時間のほうが長いのは言うまでもありません。
園で過ごす時間が長ければ長いほど、この確認はとても需要なポイントだと思っているのですが、実はここを確認していないケースが多いのです。

園での支援内容や設定された目標を保護者様が理解したうえで懇談をすることで、お子様の今の姿や今後の課題への理解がより一層深まります。

「お子様が心地よく、楽しく園で過ごしてほしい」という気持ちは保護者様も、園の先生方も、私達も同じですが、園、家庭、療育事業所では、お子様と関わる環境が大きく異なります。

だからこそ情報共有をしながらお子様が不安にならないよう声のかけ方や関わり方をなるべく揃えたり、好きなことを取り入れたりできるような環境を整えることが大切です。

「もう、懇談終わってしまった…」という方は2学期、運動会への取り組みがありますので、2学期の目標などを聞いてみてください。

これから懇談という方は、ぜひ「支援の内容や目標」について聞いてみてください。そのうえで先生方のお話を「まずは聴く」ところから始めてみてはいかがでしょうか。