コグトレトレーナーになりました
ぷらいまりステップの香村です。
久々の更新になります。
この秋はたくさんの研修に参加しており、普段の業務と研修と、研修に伴う諸々の事務作業でかなり忙しい日々が続いております。
そんな中、
9月にコグトレトレーナー養成ワークショップ「初級コース」、10月に「中級コース」に参加してきました。
皆さんはコグトレをご存じですか?
cognitivetraining
実際はもう少し細分化されていて、次の3つのトレーニングで構成されています。
コグトレの構成
①認知作業トレーニング(COG-OT):不器用さの改善
②認知機能強化トレーニング(COG-ET):基礎学力の土台作り
③認知ソーシャルトレーニング(COG-ST):対人スキルの向上
このようにコグトレは身体面、学習面、社会面の3方面からお子様を支援するための包括的プログラムです。
コグトレは、ぷらいまりステップの療育の方向性と重なるところがあり、実は以前からコグトレの要素を取り入れた療育を実践していました。
②認知機能強化トレーニング(COG-ET)として、ふむふむクラスではコグトレプリントをお子様に体験してもらったり、①認知作業トレーニング(COG-OT)を意識した運動などです。
ふむふむクラスではすべての活動終了後、机上での学習への導入としてコグトレのプリントに取り組んでもらっているのですが、子供たちは疲れているはずなのに、みんな「やったー!プリントやりたい」「今日はプリントしないの?」「もっとやりたい」ととても意欲的に取り組んでくれています。
認知機能強化トレーニングであるコグトレは、学力アップに直接つながるという位置づけではなく、「基礎学力の土台作り」という位置づけです。
この「基礎学力」という部分は幼児期に様々な遊びや経験から「小学校入学までに育っているもの」として、小学校での学習が始まります。
ですから、この力が弱いと小学校での「学習のつまづき」につながります。
また、様々な情報の入力が正しくないと、「認知のゆがみ」により、正しい行動に結び付きにくくなります。
コグトレの3つの柱でお子様に楽しくトレーニングに取り組んでもらうことで、土台作りをしっかりとしていけるのです。
その結果、ご本人が持っている力(検査結果の数値として現れるところ)を発揮することができ、学習への取り組みや理解がスムーズにできるようになり学力アップにつながったという報告は、コグトレ学会としてたくさん事例があります。
また、コグトレとビジョントレーニングにも共通点がたくさんあります。
(ビジョントレーニングについてはこちらの記事をご参照ください。「ビジョントレーニングで「見る力」をつける」)
見え方に困難を抱えていると視覚的な情報を正しく認知に結び付けることが難しく、そこが原因で正しい行動に結びつけることの困難さを抱えてしまうということもあります。
今回、コグトレの勉強をすることで、よりどちらのトレーニングの大切さも再認識することができました。
また、コグトレは大人も楽しく取り組めるプログラムがたくさんあります。
まずは親子でコグトレを体験してみませんか?
ご興味のある方はお時間を作りますので、香村までお気軽にお声がけください!