「なぜできない」と「どうしたらできる?」の考え方の違い。「できない理由をさがさない」ことの大切さ
ぷらいまりステップ管理者の香村です。
いきなりですが…
皆さんはプラス思考ですか?マイナス思考ですか?
普段、事業所での私を見ている方からすると意外に思われるかもしれませんが、実は私はマイナス思考になりがちです。
いろいろなことを先読みして、どうなるのかわからない結果を心配し、その上、失敗したら…うまくいかなかったら…という想像ばかりして一人でどんどん不安になってしまいます。そして、マイナスなことを考えれば考えるほど、沼にはまっていくように不安に押しつぶされそうになります。
そんな私でも、仕事やプライベートで「思い通りにならないこと」をたくさん経験することで、だんだんプラス思考ができるようになっていきました。
目の前に壁が立ちはだかると自分を試されているような気分になり、「この壁を乗り越えれば、新たな世界が見えるはず!ピンチはチャンス!」と壁に挑みたくなります。
お子様の姿をとらえる時も「どうしたら今の状況に変化をもたらすことができるんだろう?」と、常にポジティブに考えられるようになりました。
今までの自分と仕事やいろいろな経験を通じて変わってきた自分の考え方の何が違うのか?と考えたときに、一つのワードが思い浮かびました。
それは「できない理由をさがさない」ということです。
前回のブログにも書きましたが、お子様に向き合う時にアセスメントをします。
その時に「できないこと」を把握しますが、そのとらえ方は「なんでできないんだろう?」ではなく「どうやったらできるようになるだろう?」なのです。
同じなんじゃないの?と思うかもしれませんが、全然違います!
心理学上、「できない」ということにクローズアップすると自分の思考のベクトルがマイナスに向いてしまい、できないことに対する理由を脳が探そうとし、「どうやったらできる?」ということにクローズアップすると、思考のベクトルがプラスに向き、できるための方法を脳が探すそうです。
大切なのは「できない理由をさがす」のではなく、「どうすればできるのか?」というベクトルで考えること。
まさに、ぷらいまりステップではスタッフ全員がそれぞれのお子様の興味や関心、保護者様との会話からのヒントから「どうやったらお子様が興味をもって活動に取り組んでくれるかな?」「どうやったら笑顔になってくれるかな?」「どうやたら安心してまた来たい!と思ってくれるかな?」と考えながら、日々の活動を準備しています。
試行錯誤しながらですので、時にはスタッフの思惑が外れてしまうこともありますが、「じゃぁ、次はどうしようかな?」と楽しみながら活動を進めていきます。
マイナス思考になりがちな「失敗」も「次回への糧」にしながら、やはりベクトルをプラス方向に向けていきます。
療育中や毎日の生活の中でお子様の様子に一喜一憂してしまうことは多々あります。
その時にどうか「できない理由」をさがさないでください!
「できるようにするにはどうしたらいいかな?」と考えていきましょう。
そんな方法思い浮かばない!という時は、お気軽にぷらいまりステップのスタッフや香村にお声がけください。
一緒に考えていきましょう!